社寺まとめ
🇬🇧
四国の巡礼道

Shikoku Pilgrimage

四国八十八箇所
お遍路ガイド

弘法大師空海ゆかりの霊場を巡る約1,200kmの祈りの旅

🙏

お遍路とは

お遍路(四国八十八箇所巡礼)は、弘法大師空海ゆかりの88の寺院を巡る約1,200kmの巡礼の旅です。平安時代から始まったとされ、1,200年以上の歴史を持つ日本を代表する巡礼路の一つです。

四国4県にまたがる88の札所は、それぞれ「発心(徳島)」「修行(高知)」「菩提(愛媛)」「涅槃(香川)」の道場と呼ばれ、人間の煩悩の数と同じ88の寺を巡ることで煩悩が消え、願いが叶うとされています。

遍路の道中では弘法大師が常にそばにいるという「同行二人(どうぎょうににん)」の精神で歩きます。宗派や信仰の有無を問わず、誰でも巡ることができます。

⛩️

四国四県の道場と主要札所

発心の道場

徳島県第1番〜第23番巡礼の志を立てる

1
霊山寺お遍路の出発点。巡礼用品が揃う
6
安楽寺宿坊が人気。温泉のある札所
11
藤井寺藤棚が見事。次の焼山寺への遍路ころがし
12
焼山寺標高700m。最大の難所「遍路ころがし」
17
井戸寺空海が掘った井戸。面影の井戸伝説
23
薬王寺厄除けの名所。発心の道場の結願寺

修行の道場

高知県第24番〜第39番心身を鍛え修行する

24
最御崎寺室戸岬の突端。空海が悟りを開いた地
28
大日寺奥の院の爪彫り薬師が有名
31
竹林寺よさこい節に歌われる土佐の名刹
36
青龍寺横綱・朝青龍の四股名の由来
37
岩本寺天井画575枚が圧巻
38
金剛福寺足摺岬。最も遠い札所の一つ

菩提の道場

愛媛県第40番〜第65番悟りに近づく

44
大寶寺四国の中央。菩提の道場の始まり
45
岩屋寺断崖絶壁の岩山に建つ山岳霊場
51
石手寺道後温泉近く。遍路の元祖・衛門三郎伝説
52
太山寺本堂は国宝。鎌倉時代の建築
58
仙遊寺瀬戸内海を見渡す絶景の宿坊
65
三角寺菩提の道場の結願寺。三角形の護摩壇

涅槃の道場

香川県第66番〜第88番悟りを完成させる

66
雲辺寺最も高い場所の札所。標高927m
75
善通寺空海の生誕地。五大山の一つ
82
根香寺牛鬼伝説が残る山寺
84
屋島寺源平合戦の舞台。屋島の山上
85
八栗寺五剣山の中腹。ケーブルカーで登る
88
大窪寺結願の寺。お遍路のゴール
🚶

巡り方の比較

🚶

歩き遍路

日数: 30〜60日|費用: 30〜50万円

メリット

  • 最も功徳が高いとされる
  • 自分のペースで巡れる
  • 四国の自然を満喫できる
  • 達成感が圧倒的

デメリット

  • 体力と時間が必要
  • 天候に左右される
  • 宿の確保が必要
  • 足のトラブルが多い
🚗

車遍路

日数: 8〜12日|費用: 15〜25万円

メリット

  • 効率的に回れる
  • 荷物を車に置ける
  • 天候の影響が少ない
  • 家族やグループで楽しめる

デメリット

  • 駐車場が狭い札所がある
  • 運転の疲労がある
  • ナビがないと迷いやすい
  • 歩きほどの達成感は薄い
🚌

バスツアー

日数: 4〜8日(分割可)|費用: 10〜20万円

メリット

  • ガイド付きで安心
  • 宿泊の手配が不要
  • 仲間ができる
  • 初心者に最適

デメリット

  • スケジュールが決まっている
  • 各札所の滞在時間が短い
  • 自由度が低い
  • 混雑時は慌ただしい
🎒

装束と持ち物

必須
白衣(はくえ)

巡礼者の証。背中に「南無大師遍照金剛」と書かれたもの

必須
菅笠(すげがさ)

「同行二人」と書かれた笠。日差しと雨を防ぐ

必須
金剛杖(こんごうづえ)

弘法大師の分身とされる。橋の上ではつかない

必須
輪袈裟(わげさ)

略式の袈裟。首にかけて巡礼の印とする

必須
納経帳(のうきょうちょう)

各札所で御朱印をいただく帳面

必須
納め札

各札所の本堂と大師堂に納める。住所・名前・願意を記入

必須
数珠(じゅず)

合掌の際に手にかける

推奨
経本(きょうほん)

般若心経などの読経に使用

推奨
ろうそく・線香

各札所で灯明と焼香に使う

推奨
ライター

ろうそく・線香に火をつける

📿

各札所での参拝作法

1

山門で一礼

合掌して一礼。敷居は踏まずにまたぐ

2

手水舎で清める

左手→右手→口→柄杓の柄の順に清める

3

鐘楼で鐘をつく

許可されている場合のみ。帰りに鳴らすのは「戻り鐘」でNG

4

本堂で参拝

ろうそく→線香→納め札を納め→お賽銭→読経(般若心経など)

5

大師堂で参拝

本堂と同じ手順で参拝。弘法大師に祈る

6

納経所で御朱印

納経帳に墨書と朱印をいただく(300円)

7

山門で一礼して退出

振り返り本堂に向かって一礼

💰

費用の目安

項目歩きバス
宿泊費20〜35万円8〜15万円ツアー込
食費5〜10万円3〜5万円ツアー込
交通費ほぼ0円5〜8万円10〜20万円
納経料約2.7万円約2.7万円約2.7万円
装束・用品1〜2万円1〜2万円1〜2万円
合計目安30〜50万円15〜25万円10〜20万円

※ 納経料は1箇所300円 × 88箇所 = 26,400円。別格20霊場を含むと追加6,000円。

🗺️

おすすめルートと日数

通し打ち(一気に全札所を巡る)

歩き: 30〜60日 / 車: 8〜12日。最も達成感がある巡り方。長期休暇が取れる方向け。春(3〜5月)と秋(9〜11月)が最適シーズン。

区切り打ち(何回かに分けて巡る)

週末や連休を利用して数回に分けて巡る方法。仕事をしながらでも可能。1回あたり5〜10箇所ずつ巡り、1〜2年で結願する人が多い。

逆打ち(88番から1番へ逆に巡る)

通常と逆順で巡る方法。うるう年に逆打ちすると功徳が3倍になるとされています。道標が逆になるため難易度は高いですが、弘法大師に出会えるという伝説も。

お遍路の作法を確認して、巡礼の旅に出かけましょう